伝統を誇りに新しい時代へ自慢の畳を伝えます。協同組合東京畳工事同志会

会員専用

畳の維持・管理

使用上の注意

其ノ壱 畳拭き
畳拭き
其ノ壱 畳拭き

ご使用の前に畳表を拭いて下さい。
何回か、い草の方向に沿って乾いたタオル又は、硬くしぼった雑巾で畳全体を均一に拭いて下さい。部分的に強くこすったり、洗剤・科学雑巾等で拭きますと変色の原因となります。
新品時の畳表には、い草の鮮度・色調を保護するため「染土(い泥)」と呼ばれる粉が付いています。この粉が色ムラやシミのように見えたり、服に付いたりしますのでご使用の前に拭き取って下さい。
新品時から数週間は色ムラのようにみえますが、自然に消えますので御安心下さい。

其ノ壱 畳拭き
乾燥
其ノ壱 畳拭き

天気の良い日には十分な通風・換気を行い、部屋の湿気を逃して下さい。
梅雨時や外の湿度が高いときには、エアコンのドライ機能や除湿機で乾燥させて下さい。
畳には、調湿機能があります。新しい畳表で一日約500ccの水分を吸収し、室内が乾燥すると放湿します。但し畳が湿気を吸い過ぎると、カビやダニの発生の原因となりますので十分な換気に御注意下さい。
万一、カビが発生したら、掃除機と、から拭きでカビを拭き取って下さい。(この時、濡れた雑巾は決してご使用にならないで下さい。)
次に、消毒用のアルコールで表面を十分に拭き取って下さい。
天気の良い日には、畳を日光に当てるのも効果的ですが、畳の運び出し等困難な時には、畳の一辺を少し持ち上げて、 空き缶などをはさんで畳の下の空気を入れ替えるだけでも効果的です。

其ノ壱 畳拭き
畳表の黒いスジ
其ノ壱 畳拭き

新しい畳表は、い草の方向に沿って黒くスジ状に線が見えることがあります。
これは畳表を織る過程で出来る「折り目」であって、地厚な上品質ほど跡が付きやすい傾向にあります。
い草が水分を吸放湿する過程で少しづつ膨らんで自然に消えますので御安心下さい。