伝統を誇りに新しい時代へ自慢の畳を伝えます。協同組合東京畳工事同志会

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畳に関する豆知識

畳の語源と起源

「畳」は「たたむ」ことを意味し、折り返して重ねる意味でもあって、 たためるもの、重ねられるものから、敷物すべてを意味したものでもあり、これが畳の起こりである。
日本人の《生活の知恵》と言われる〝畳〟が生まれたのは今から1,300年ほど前。
奈良時代の「古事記」に八重畳や菅畳などの敷物がしばしば登場している。
一例として、古事記が伝えるヤマトタケルノミコトの物語(古事記中間・景行天皇条)のなかで ミコトの船が走水(はしりみず)の海を渡ろうとしたときに、その渡(わたり)の神が波を起こして妨害し、そのためにミコトの船が進むに進めず、それでオトタチバナヒメ(ミコトの后)がその身を供して海神の心をなだめようとする一説があり、その時の情景を「海に入りたまはむとする時に、菅畳八重、皮畳 八重、絁(きぬ)畳八重を波の上に敷きて、その上に下りましき」と伝えている。
古事記が伝える記述では「畳」となっているものの、内容は今日でいう御座(ござ)、薄縁、コモ、ムシロ にちかいものとみられる。